ざっとオンラインショップができるまでを箇条書きにしてみます
- 計画を立てよう
- オンライン ショップ検討と申請
- 商品の撮影(ささげ)、詳細情報、テキストなど商品を固める
- オンライン ショップの制作 「特定商取引法の表記」や商品掲載など
- 決済方法、配送業者、などを決めオンライン ショップへ設定
- 仮オープンする
- ご自身のSNSなどで告知しサイトのオープンを宣言していきます。
この7ステップでオンライショップを作成していきます。
それではいってみましょう!!
計画を立てよう
オンラインショップをオープンするならまずは計画を立てよう、計画は変更可能な計画を立て常に修正しながら前進すると良いと思います
だれに、どんな商品を販売するかを考える
マーケティングという言葉を知っていますか?
オンラインショップを立ち上げるということは、インターネット上にお店を出すということになります。そこで必要になってくるのが「webマーケティング」の考え方です。
「webマーケティング」を簡単に表すと「誰に、何を、どうやって届けるか」たったこれだけのことですが、意外と企業やお役所仕事でオンラインショップを作る際に陥りがちな部分なんです。
例えば、
いきなり、商品を大量に作ってしまうとか・・・
いきなり、イベントを補助金で計画してしまうとか・・・
これを読んでいる皆様はこのように「誰に」をすっ飛ばして商品を作ってしまったりしないようにしてくださいね。
買ってくださる「誰」=「顧客・ファン」だと言う事を忘れないようお願いいたしますします。
- 誰のために作るのか 「誰に」
- どんなものを提供するのか 「何を」
- 1と2が決まってはじめて、「どうやって届けるのか」を検討します
まずはこの順番で考えてみてください。
コンセプトやテーマを考える
コンセプトやテーマを考えることって意外と難しく考えがちですが大事なことは大体もう決まっていたりします(無意識にご自身で行動していたりする)ので、改めて整理分解すると見えてきます。
- 好きな事を扱う
- 得意な事をする
- 誰かの役に立つ事をする
この3つのテーマが交わる部分をビジネスの中心に置くと他の方へのプレゼンやサイトの方向性が見えてきます。
ご自身が大好きな事と、得意な事、そして誰かの役に立つ事が交わるポイントをコンセプトに置くとわかりやすくなります。
コンセプトから連想される店名を考える
ショップの名前の大前提は、検索してもその言葉が出てこない言葉が良いです。
または、検索しても何かしらのページは表示されるけど、同じ名前のサイト(お店の名前)がない状態がベストです。
- 検索しても同じサイト名(ショップ名)が出てこない
- 覚えやすくて、とにかく簡単がいい
- コンセプトが一発でわかると良い
検索した時に同名のサイトやショップがある事は致命的です。
ショップ名を考える時は検索エンジンで検索しながら考えましょう。
お客様の気持ちになって、お客様が必ずあなたのサイトに辿り着ける名前がベストです。
また、ショップの名前はのサイト設定時に必要になりますので、それまでには決めましょう
事業計画を立てよう
やっと、この辺で計画を立てて行くフェーズに入りますが
事業計画は緻密な物じゃなくてOKです。
来年の今頃はどうなっている、再来年の今頃はどうなっているという予定を考えましょう。
ざっくりと、一年目はどのくらい売り上げがあり、どのくらい支出があり、利益があるのかを
3年分くらいシミュレーションして行く事を事業計画を作るということになります。
webマーケティングでは、3C(5C)分析という考え方がありますので、ご紹介しておきます。
まずは 顧客(Consumer)競合(Competitor)自社(Company)
この3つCを細かく分析します。
顧客(Consumer)顧客を憑依レベルで想像します(ペルソナでありターゲットです)
競合(Competitor)自社の類似を販売したり、代替え品になる可能性がある
自社(Company)ご自身のスペックコンセプトや方針、強みや弱み
顧客に対して、競合他社や自社がどのような提案をして行くかという図になります
【顧 客】
▲ ▲ 価値の提供
【競合】◀︎▶【自社】
市場競争
手抜きでごめんなさい。こんな感じの図です。
3Cから5Cへちょっと拡大します。
中間顧客(Customer)流通、小売、代理店など顧客までの間に入る可能性がある顧客
環境社会(Community)法律、世論、税金、景気、社会情勢など全般
自社に関わる他の業者さんと現状の社会をとりまく環境全般を理解すること
【顧客】
▲
【中間顧客】◀︎【自社】▶︎【競合】
▼
【環境社会】
こちらも手抜き図になってしまいました。
5のCを理解し分析して行く事が市場に出て行く(オンラインショップを立ち上げる)上で
きっと必要になっていきますので、ご自身におき例えて細かく分析してみてください。
これがザックリですが、webマーケティングと呼ばれる手法をもちいた現在地とこれから立ち上げて行くオンラインショップの見取り図になります。
ぜひ参考にしてみてください。
オンラインショップ検討と申請
コンセプトや事業計画などがある程度決定したら、次はどのプラットフォーム(オンラインショップ)をつかって、お店を出すか検討していきましょう。
- モール型にするのか、カート型にするのか
- そのなかでどのプラットフォームを選ぶのか
- 申請登録する
このような流れで申請していきます。
ご自身にあうオンラインショップをお選びいただき、申請・登録をしていきます。
初期費用がかかるものなどもありますので、資料を取り寄せたり、ネットのクチコミなどを参考に見て行くと良いのかなと思います。
商品の撮影「ささげ」、詳細情報、テキストなど商品を固める
以前は「ささげ」なんて言われていた事があります 「撮影」「採寸」「原稿」の意味です。
オンラインショップの一番重要なポイントはなんといっても、商品画像です。
こちらについて見ていきましょう
商品の撮影をする
商品の写真は丁寧に行いましょう、できる事なら一眼レフカメラやデジカメで高解像度に撮る事をお勧めいたしますが、スマホなどでサクッと商品画像にする場合もあります。
- 明るい場所で撮影する 白飛びしない程度ディテールがわかるように撮影する
- できるだけ多くの写真を掲載する
- 別々の商品を撮影する場合は、同じ構図で影の向きなどを合わせると
一覧にした時に見やすくなります(ライティングは重要です) - お客様がイメージしやすいような「使用シーン」などの写真も入れる
- 証明書などのエビデンスの写真も入れるとよいかもです
- なるべく高解像度で撮っておく
写真の良し悪しで商品の売れ行きは確実に変わります。
また、商品写真からもその商品への情熱が伝わりますので、根気よく撮影をする事をお勧めいたします。
商品のサイズを測る
商品のサイズなどはお客様がわかりやすいようにサイズを測りましょう。
また、箱に梱包し発送する場合は箱のサイズ、重さなども測っておくとお客様がどのような商品が届くのか想像がつきますので購買につながります。
原稿を用意する
商品のタイトルや紹介文、スペックの紹介文、キャッチコピーやセールスポイントなどを用意します。
商品へのこだわりがお客様の購買に繋がります。
ご自身のサイトのコンセプトに合わせた商品の説明やセールスライティングをしましょう。
話し言葉で書いてみる、硬い言葉で書いてみる、
テンションを上げた感じで書いてみる、などなど、いろいろな雰囲気の出し方がありますが、
上記に述べた「誰に、何を、どうやって届けるか」でいう「誰に」を想定して
文章を構成すると一貫性が出てくると思います。
オンライン ショップの制作
ECサイトも決まり、商品の情報も整ってきましたらサイトの作り込みをしていきます
TOPページの制作
TOPページは主にどんな商品を扱っているオンラインショップなのか?を表現して行くと思います。
競合他社などの事例もみながらどんなデザインにするのかイメージし
各オンラインショップに備えついているテンプレートなどを選び制作していきましょう。
サイトのカラーやフォントの雰囲気だけでも印象は変わっていきます。
画像の制作は Canva というサービスを使うとかなり簡単に制作できます。
チラシの制作からバナーの制作までできますので、Canva 使って見てくださいね。(招待コードのリンクを添えておきます)
ブラウザでもアプリからでも簡単に画像制作ができるのでおすすめです。
ちなみに、当ブログのサムネイルやアイキャッチはほとんどCanvaを使って制作しております。
TOPページはお店の看板であり顔になりますので、
丁寧にこだわって制作してくださいね。
商品詳細ページ
一番重要なページが商品詳細ページですよね。こちらのページでお客様が商品を購入するかどうかを最終的に決める場所でもあります。
- なるべく多くの写真画像を使いましょう
- なるべく詳細な情報を入れましょう
- 推しのテキストを入れて購買につなげてください
- 注意事項もしっかり明記しましょう(クレームの元になります)
お客様に安心感を持ってもらい、購入してもらいましょう。
「特定商取引法の表記」のページを作る
特定商取引法の表記は必ずサイトに必要なページとなります。
こちらのページが無いとオンラインショップのオープンもできませんし、決済などの審査も通りませんので、作っておきましょう。
各ECショップにテンプレートとしてありますので、項目を埋めて行く形になります。
ご利用ガイドなどのページを作る
ご利用ガイドのページでお客様にオンラインショップの使い方を表示します。取扱説明書のようなものになります。
特定商取引法の表記をお客様バージョンにしたものという感じです。
なのでこちらのページは任意になります。
- お支払い方法について (どんな支払い方法があるのか)
- 表示価格について (消費税は税込価格なのか?など)
- 配送について (配送業者さんはどこなのか)
- お届け日時の指定について(お届け時間帯など)
- 送料について
- 商品の返品、交換について
- よくあるご質問
- その他注意事項
- 個人情報の取り扱いについて
このような項目を丁寧に記載する事で、お客様の安心感は向上いたします。
ぜひわかりやすいご利用ガイドを作成ください。
決済方法、配送業者、などを決めオンライン ショップへ設定
続いては決済方法や配送方法などを指定していきます。
決済方法は各プラットフォームによって選べる物が変わってくる、
お客様がオンラインショップで商品を購入する際の決済方法を指定していきます。
各、ECショップによって用意されている決済方法が異なりますので、詳しく見ながらご判断ください。
▼参考資料▼
SBペイメントサービス株式会社様の調査ですので、PayPayの利用率が多いいのかもしれませんが参考に資料です。
やはり、クレジットカード、コンビニ決済、代金引換、キャリア決済は必要な決済方法ですね!
若い方向けの商品展開を考えるなら、キャリア決済やコンビニ決済ですね。
20代以降は完全にクレジットカードが覇権をとっていますね。
お客様にマッチした決済方法が無いとサイトから離脱する率、こちらは結構エグいデータですね。
たしかに、スマホだけ持って買い物に行ってしまって、現金しか使えないお店だった時の残念な気持ちを思い出しますw
モール型のECサイトではあまりご自分で決済方法を選べないのですが、
カート型のECサイトであれば、ご自身のビジネスにあった決済方法が選べます。
配送業者を決めよう
注文が入りお客様に届ける時に、必要になってくるのが配送ですよね。
配送に関しても、ご自身の好みなどもありますが、料金や発送できるものが限られてくるなど色々な事を検討しなくてはなりません。
- メール便 (クロネコヤマト)
- 宅配便 (クロネコヤマト)
- ゆうパック (日本郵便)
佐川急便や西濃運輸などもありますが、営業所などがご自宅に近かったりコンビニなどで荷受けしてもらう事を考えると、クロネコヤマトか郵便になるのかなと思います。
ご自身のビジネスで商品の大きさや温度帯によってご検討いただければと思います。
仮オープンする
お客様になったつもり(憑依レベルで)自身のオンラインショップを使ってみよう
サイトテストオープンしてみる
決済方法や配送方法などが決まり各種ページが整ってきましたら、いよいよ、仮オープンできる状態になってきます。
パソコンやスマホで確認しながら、うまく画像が表示されているか?誤字はないだろうか?
金額設定はあってるだろうか?などなどチェックして見てください。
仮オープンテストは、信頼できる友人などに見てもらうこともお勧めします。
第三者の意見もとっても大切です。
実際にお客様の気持ちになって商品を買ってみる
ここまで整ったら、実際に商品を購入(決済)してみることもお勧めいたします。
また、決済してキャンセルを試して見たりする事もお勧めいたします。
実際の運用のチェックもできますし、お客様がどこでつまずいてしまうのか?など
いろいろな気づきがあると思いますので、オープン前に改善できるところは改善しておくと良いと思います。
お客様の立場に立ったサイト構成がベストです
ご自身のSNSなどで告知しサイトのオープンを宣言していきます。
サイトの検証(デバックとも言います)が終わったら、サイトのオープンを宣言しましょう。
おそらくやっとの思いでここまでたどり着くと思います。
しかし、本番はここからですよ!
ご自身のSNSやブログ、友達へメールやDMを送りオンラインショップのオープンです!
お客様の反応に対して
反応に対して → 仮説を立て → 検証する → 実行する
この流れを繰り返していき、より良いオンラインショップ運営を目指してください。
おさらい
さて、いかがだったでしょうか、オンラインショップの作り方を見てきましたが、
このやり方が全てではもちろんないです。ご自身で運営しながら新しい知見を増やし運用して行っていただけたらと思います。
少しでも参考に立てる事ができたら良いなと思っています。