個人でもできるネットショップ運営にベストなECサイト選び方

それでは、個人や素人さんでも開設ができるネットショップの選び方をみていきましょう。


クリエイターエコノミー時代に便利なネットショップ立ち上げが簡単な時代です。ご自身に合うプラットフォームを見つけてECサイトを運営ください。

ネットショップの種類について

ネットショップには大きく分けると4種類の形があります。
ご自分のビジネスの規模感にあわせて考えてみてください。

大きく分けて3種あります
  • モール型 (制作会社とチームを組めば個人にもおすすめ)
  • カート型 (無料カートは個人におすすめ)
  • 自社構築型 (個人にはあまりおすすめしない)
  • 個人出品型 (個人におすすめ)

それぞれ解説していきます。

モール型ECサイトとは

モール型ネットショップとは「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazon」「auPAYマーケット」「Qoo10」「SHOP LIST」「ポンパレモール」「ZOZOTOWN」など色々なタイプのモール型システムがあります。

モール型ネットショップとはいったいどのようなサービスかと言いますと、楽天市場のようにたくさんのお店の中に出店していくようなイメージです。

実店舗で例えるとショッピングモールにお店を構えるよなう感じになります。
人があつる場所にお店を出しますので、ある程度の集客は見込めますがその代わり出店料金などが割高になります。


モール系 ネットショップ システム比較

モール名初期費用月額費用決済手数料/
販売手数料 など
導入社数
楽天市場19,500円〜50,000円 〜システム利用料:月間売上高の2〜7%など別途手数料あり51,815店(2021年2月時点)
Yahoo!ショッピング0円0円1%〜(売り上げなどによって変動)872,289店(稼働店舗数168,425店)
Amazon0円4,900円8%~15%178,000店
auPAYマーケット0円4,800円10%15,000店
Qoo100円0円7〜12%12,600店
SHOP LIST0円0円40%753ブランド
ポンパレモール60,000円10000円〜2.5%2,571店
ZOZOTOWN0円出店手数料は商品販売価格の20~40%販売手数料約20%1,404店
モール系システム比較
ECモール型ネットショップ の特徴
  • 商店街に出店するようなイメージ
  • 初期費用や月額費用+決済に必要な手数料などが費用としてかかる
  • 価格競争になりがち、安いものが売れる傾向にある
  • Amazonの場合は出店というより、出品というイメージ

出店料などが必要になってくるモデルですが、お客さんが多い場所に出店するので商品が売れやすいのが特徴です。
価格競争になりやすくライバルや競合との差別がが重要になります。

パソコンの知識やネットの知識があまりない個人の方は制作ができるパートナーさんを探す事をおすすめいたします。

楽天などは担当のスタッフさんがついたりしますが、それでも売り上げを伸ばしていくという個人の方は制作パートナーさんとマッチングする事をおすすめします。


カート型ネットショップ(ASP型)とは

カート型ネットショップ(ASP)サイトとは、最近ではSaaS型とも呼ばれますが基本的に個人の方でなおかつ初心者さんでもお手軽に誰でもがインターネット上にお店を出すをコンセプトに設計されています。

なので安心してください。

無料のショッピングカートシステム(売り上げに応じで課金されます)

商品数の少なめな店舗さんにおおすめで、サクッと販売できるのがポイントです。
「BASE」「Store.jp」「FC2カート」などのサービスが代表的です。

無料カートシステム比較

ショッピング
カート名
初期費用月額費用カード決済
手数料
導入社数
BASE0円0円3.6%+40円+3%80万店舗以上
Store.jp0円0円5%80万店舗以上
FC2カート0円0円4%~ショップオーナー14万人以上
無料カートシステム比較
カート型ネットショップの特徴
  • 初期費用や月額料金がかからないので手軽に始められる
  • 販売が成立した時に手数料を支払う
  • 撤退する時も簡単に終了できる
  • 集客は自力でやるしかない(SNSなどを使う)
  • 誰でも使えるサービスが前提なのでわかりやすい
  • 痒いところに手が届かない部分もある

テレビCMなどでもやっているBASEなどのサイトが入っています。
まず手始めにネットショップを始めてみよう!という方はカート型の仕組みをお勧めいたします。

無料のカートシステムは初心者さんでも使えるような設計にしてありますので、
ネットショップをオープンするのであれば、「BASE」「Store.jp」こちらが信頼性もあり安心です。個人で最小限で立ち上げるならこちらが一番良いと思います。


有料のショッピングカートシステム(システム使用料が事前にかかる)

有料カート型ネットショップと定義させて頂きましたが、初期費用や月額費用が発生します。商品点数が多い店舗向けとなっています。多いといってもわかりずらいと思いますが、ざっくり100点以上数万点くらいまでと考えてください。

「FutureShop」「MakeShop 」「カラーミーショップ」「ショップサーブ」「Shopify」「おちゃのこネット 」などが代表的な有料カートシステムとなります。

有料カートシステム比較

ショッピング
カート名
初期費用月額費用カード決済
手数料
導入社数
FutureShop22,000円~22,000円3.4%~4.4%2,500店舗以上
MakeShop 10,000円7,000円~3.6%~22,000店舗
カラーミーショップ3,000円834円4%44,000店舗
ショップサーブ15,000円11,400円3.675%~+34円50,000店舗
Shopify0円29ドル〜3.4% + 0円世界175ヶ国170万以上
おちゃのこネット 0円550円〜4.0%~90,000店舖以上
有料カートシステム比較
有料カート型の特徴
  • 大量の商品を扱う事ができる
  • 自社サイトのようにデザインが自由に変更できる
  • サービスにもよるがギフト対応(送り先が複数ある)できるものもある

ネットショップを広告などをかけながら大きく展開していくビジネス向けとなります。

顧客情報や大量の商品管理などを効率的にCSVなどでインポートしたり管理する事ができます。

こちらは、個人の方の中でもご自身のお店を構えていたり流通をされているような少し規模の大きいビジネスをやられている方向けになります。
パソコンのスキル(画像の編集やCSVなどの取り扱い)が可能であれば、有料カートもおすすめです。

ネットショップのデザイン等をフルでカスタマイズすることができるので、よりお客様にブランド価値を提供できます。
こちらも、制作会社さんを交えた方が良いかもしれません。


自社構築型とは

自社構築型とは、モールやカートの仕組みを使わずにゼロから開発していくイメージです(フルスクラッチとも言います)。
制作会社と一緒に構築するイメージになります。

「EC-CUBE」や「WordPress」などを使い構築していきます。

開発費用
自社ネットショップ構築50万〜1000万円
自社構築型の特徴
  • 完全オリジナルなデザインで運用できる
  • 内部の仕組みもビジネスに合わせて構築できる
  • 自由度が高い
  • 制作会社を使うのでコストがかかる


「内部の仕組みを自由に設計できる・・・」と言われてもよくわからないと思います、

考えられるオリジナリティ
  • カートシステムによっては、一度の決済で配送先が1カ所しか選択できなかったり一人の方が複数にギフトができないという問題があったりします
  • 複数の温度帯の商品を一気に購入された時の処理がスムーズにできないということもあります。
  • 商品がオーダーメイドな一点もので、それをオンラインで販売していく

などなど、可変的な事例に対して柔軟に開発しオリジナルなビジネスをしていく傾けとなります。

こちらは、潤沢に資金があり絶対売る!売れる!というものや、全く新しいものを販売するようなビジネスのの方にお勧めいたします。
なので、あまり個人向けではありませんが、知識として押さえておいて損はないと思います。


個人出品型

フリマアプリと呼ばれる個人で出品できるサービスです。こちらはネットショップとは少し違いますが、ネットショップを運営する前段階でトライしておくと市場の調査などもできて良いのかなと思います。

代表的なアプリ「メルカリ」「ラクマ」「PayPayフリマ」「Yahooオークション」「minne」 「モバオク」などが挙げられると思います。

フリマアプリ比較

フリマアプリ利用料金決済手数料
メルカリ0円10%
ラクマ0円6%
PayPayフリマ0円5%
Yahooオークション0円10%
minne0円9.60%
モバオク月額330円(税込)0円
フリマアプリ比較
フリマアプリの特徴
  • 誰でも簡単に商品を出品できる
  • 新品・中古品を問わない
  • お小遣い感覚でできる
  • ビジネス感覚が味わえる

すでにこちらを読んでいるような読者さんであれば、フリマアプリは使った事があるかもしれませんね。

個人で初めて商売を始める場合はこちらがとってもおすすめです。


ご自分の商品やビジネスがどこのプラットフォームを使えばよいか、ポジショニングのとり方で売れいきも変わりますので、ぜひ一つ一つ実験と検証を繰り返してみてください。


ざっとここまでが、ネットショップの全体像となっています。
ネット業界ではこの辺の事を「D2Cマーケット」といったりします「ダイレクトトゥーコンシュマー」といって「直接ユーザー同士が販売し合う」流通業者などを他社を介さずに直接販売するというものです。

それ以外のネット販売サービス

D2Cマーケティングというような言葉を耳にすることも増えたかもしれませんが、端的に言うとジャンル別に分かれているショッピングモールのようなサービスです。ショッピングモールよりも簡単に出品ができるので、農家さんなどに人気です。

D2Cプラットフォーム
  • 食べチョク (生鮮食品系)
  • ポケットマルシェ (生鮮食品系)
  • Creema (ハンドメイド)
  • minne (ハンドメイド)

などなど、このように、生産者と直接繋がれるサイトがどんどん増えてきています。
農業やハンドメイドをなさっている方は、こちらのようなサイトかせネットショップ作りを始めるのもありだと思います

まとめ

ご自身のビジネスにあったネットショップを選びください。
今後もネットショップの需要は増えていく見込みになっているそうなので個人の方でネットショップを運営する方も増えてくると思います。

ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。